マグロQ&A

浜田漁業部の
マグロにまつわるQ&Aです。
ブロックマグロの
解凍と処理の方法も
こちらでご覧ください!

  • 浜田漁業部の清福丸は、どこでどんな漁をしていますか?

    主にインド洋のオーストラリア西岸沖で操業し、延縄漁法でミナミマグロやメバチマグロといったマグロを漁獲しています。

  • 延縄(はえなわ)漁法とはどんな漁法ですか?

    マグロ延縄漁法は今から250年以上前に千葉県房総沖から始まった日本の伝統的な漁法です。
    一定以上大きさのマグロだけを一本一本丁寧に釣り上げ、限りあるマグロ資源を絶やすことなく、海と共存を図る漁法です。

  • ミナミマグロとはどんなマグロですか?

    体長2m、体重200kgにもなる、クロマグロ(本マグロ)に次ぐ大きさのマグロです。インドマグロとも呼ばれます。
    味がよく人気がありますが、天然のミナミマグロの漁獲量は少なく、一般のスーパーにはなかなか出回りません。

  • ミナミマグロ(インドマグロ)のおいしさは、クロマグロ(本マグロ)に劣りますか?

    日本近海のクロマグロは一般に最高級品、天然のミナミマグロはそれに次ぐ高級品とされています。
    ただ、それぞれに特徴があり、食べる人の好みでも評価が違って来ます。人気や知名度ではクロマグロが上ですが、高級寿司店などでは使い分けられており、味においてはプロにも互角と評価されることが多いです。

  • ミナミマグロの資源管理はどのようになっていますか?

    ミナミマグロを漁獲する漁業国で構成される「みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)」が一括して管理を行っています。CCSBTではミナミマグロの「漁獲可能量(TAC)」設定し、日本を含むメンバー国に配分しています。漁獲量の上限を定めることにより、資源の枯渇を防ぎ、ミナミマグロが今後も食べ続けられるよう取り組まれています。

  • 日本で食べられれるマグロには、ミナミマグロとクロマグロのほかにはどんな種類がありますか?

    スーパーや回転寿司などで比較的お手頃な価格で販売されているものの多くはメバチマグロ、ビンチョウ(ビンナガ)マグロ、キハダマグロであることが多いです。ビンチョウマグロやキハダマグロはツナ缶の原料としても知られています。メバチマグロは目が大きく鉢のようであることからこの名がついたと言われています。ビンチョウマグロは人間の髪の毛の「鬢(びん)」のように胸びれが非常に長いことに由来します。そのため、「鬢長(びんなが)」とも呼ばれ、「びん」に「ちょう(長)」を付けて「びんちょう」となったという説もあります。また、胸びれがトンボのように見えることから「トンボマグロ」という愛称もあります。キハダマグロは、体全体が黄色を帯びていることと、特に第2背びれと尻びれが鮮やかな黄色をしていることから「キハダ」と名付けられました。

  • 浜田漁業部のマグロ漁師さんはどんな人たちですか?

    漁船漁業のなかでも最も過酷な仕事は遠洋マグロ漁業と言われています。従事する乗組員はまさに漁師の中の漁師と言われており、屈強でたくましい乗組員ばかりです。清福丸の乗組員は若手が多く、活気に満ちた現場です。また、幹部乗組員は日本人ですが、一般作業を担っているのはインドネシア人乗組員で、日本の遠洋マグロ漁業を支えてくれる大切な仲間です。

  • 浜田漁業部のマグロは、遠洋漁業なのに「国産」なのはなぜですか?

    JAS法により、日本船が海外の漁場で漁獲したマグロは国産扱いとなります。またマグロが最終的に水揚げされた港の名(またはその都道府県名)が書かれているケースもあります。一方、外国船が漁獲したマグロは漁獲した船の国籍が産地となります。

  • 遠洋漁業による同じマグロでも、「国産」がおいしいと言われるのはなぜですか?

    日本船でも外国船でも同じ海域で釣れたマグロについて個体差はありません。一方、釣れた後の血抜き・神経〆・内臓抜きなどの各種処理や急速凍結の温度管理など、釣れたあとの管理もマグロの品質に大きく影響します。きめ細やかな処理管理をしっかり実行できるため、日本船の方がよりよい品質のものを提供でき、それがおいしさにつながっていると考えています。

  • おいしいマグロの見分け方はありますか?

    スーパーに並んでいるマグロを見るときは色とドリップに注目してみてください。色は鮮やかな赤のマグロを選ぶのがポイントです。マグロは時間の経過とともに鮮やかな赤からくすんだ赤に変化していきます。くすんだ色でも味には問題ありませんが、せっかくのマグロですので鮮度のよい鮮やかな色味を選びたいものです。また、ドリップの有無にも注目してください。ドリップとは、魚からにじみ出る赤い液体のことで、旨みやタンパク質、水分が含まれています。このドリップが多く出ているマグロはうまみ成分が逃げてしまっているので、マグロを選ぶ上ではドリップが少ないものを選びましょう。

  • 浜田漁業部のマグロはどこで食べられますか?購入する方法はありますか?

    浜田漁業部では、通年の直販は行っていませんが、年に2回、お中元とお歳暮の時期にのみ特別なセット販売を行っています。下記の浜田漁業部通販サイトから期間限定でご購入できますので、毎年7月と11月になりましたらサイトをご覧になっていただけたらと思います。
    それいけ!まぐろ便
    また、通販開始やマグロ直売会の情報など浜田漁業部の最新情報は、アメブロをチェックしてみてください。
    清福丸ブログ

  • 冷凍マグロの取り扱いで注意事項はありますか?

    冷凍マグロの取り扱いには以下にご留意ください。

    • 冷凍庫で保管してください。
    • 賞味期限は冷凍状態で1週間です。
    • 一度解凍したマグロの再凍結はご遠慮ください。
  • ブロックマグロはどのように解凍したらよいですか?

    ブロックマグロの解凍には2つの方法があります。お好みの方法で解凍してください。

    ①通常の解凍方法(所要時間:5時間〜6時間)

    <用意するもの>

    キッチンタオル または サランラップ

    <解凍方法>

    • 流水洗い

      マグロブロックの表面を流水で2〜3分ほど洗ってください。この時、ブロック表面についた汚れや氷、切り粉もしっかり落としてください。
    • 冷蔵庫で解凍

      よく水気を取り、キッチンタオルやサランラップなどに包み、冷蔵庫に約5〜6時間保管し、解凍します。解凍する場合、身の芯の部分が少し凍っている状態の方がカットが楽です。

    ②プロの解凍方法「温塩水解凍」(所要時間:1時間〜2時間)

    <用意するもの>

    • お湯(40℃くらい)
    • 塩(水2リットルに対して80g)
    • キッチンタオル または 布巾

    <解凍方法>

    1. 温塩水を作る

      40℃くらいのお湯に塩を入れます(2リットルに塩80gほど)。

    2. 温塩水に浸ける

      1.の温塩水にまぐろブロックを3分間浸けます。その時、温塩水の中で表面を軽く洗ってください。

    3. 表面の塩気を洗い流す

      まぐろブロックを温塩水から取り出し、手早く流水でまぐろの表面の塩気を洗い流します。

    4. 水気を拭き取る

      キッチンペーパー(または布巾)でササッと水気を拭き取りお皿に乗せます。拭き取る時、ゆっくりですとまぐろにキッチンペーパーが張り付きますのでご注意ください。

    5. 冷蔵庫で解凍する

      お皿にのせたマグロは冷蔵室の下段で1〜2時間(サクなら20分間)置いて解凍してください。

  • マグロブロックはどのよう切れば良いですか?

    マグロブロックは以下を参考に切ってください。

    • 血合いを切り取る

      血合の部分を切り取ります。
    • 皮を切り取る

      次に皮に沿って庖丁を入れ、皮を切り取ります。
      ※写真の向かって右側が血合いのあった部分です
    • 包丁を入れる

      上部よりおよそ2.5cmの厚さで庖丁を入れて下さい。
    • サク(長方形)状に切る

      切り取った部分を刺身にする前に、サク(長方形)状に切ります。
    • 刺身にする

      右端より、手前に庖丁を引きながら刺身にします。
    • 皿に盛り付ける

      皿盛りして完成です。食べる直前までラップして冷蔵庫で保管してください。